ゴールデンウィークを過ぎて境川ではあれほどたくさんいた白鷺さんをほとんど見かけなくなりました。さみしく思っていたところ、5月下旬の先日、久しぶりにアオサギさんが姿を見せてくれたのでたくさん写真を撮ってきました!とても美しいです。
境川で見つけたアオサギの正面写真
たくさん写真を撮り、改めて確認したところアオサギさんの正面写真が撮れていました。
正面からの写真を見たことがなかったので気づかなかったのですが、アオサギの首に複雑な模様が入っていました。アップにすると、
首の模様がはっきりとわかりました。頭の冠羽(かんう)は黒く、首元からは房のように生えている羽は蓑毛(みのげ)※が垂れています。これらのディテールを見るとまるで美術品として作られたような美しさを感じます。
※ サギの首から垂れ下がっている蓑のような羽毛
横を向いたところです。冠羽、喉の柄、蓑毛が横から見るとこういう感じなんですね。足の指がぱっと開いているのもかわいいです。
境川のアオサギ写真エトセトラ、飛び立つところまで
見慣れている白鷺と違ってアオサギは体高80センチぐらいあり、近くで見ると大きい〜!と感じます。カラスも珍しがって2羽ほどカァカァいいながらまとわりついていました。
アオサギを見たのは親水広場付近だったので、水の中だけでなく地面の上を歩くアオサギさんの写真も撮れました。このときも2羽のカラスがまとわりついていたのですが外して写真を撮りましたが、今思うとまとわりついている状態の写真も撮っておいたら面白かったですね…
アオサギはペリカン目に属する鳥ということですが、首がこんな風にZ字に曲がるところをみると確かにそんな感じがします。飛んでる姿もペリカンに似ています。
アオサギに関するうんちく
和名アオサギは漢字で書くと 青鷺あるいは蒼鷺 ということらしいので、正式に書くときはカタカナになるのかなと思われます。
英名はArdea cinerea 一般的には Grey Heron (灰色鷺)ということです。
確かに 青 というよりは灰色、というかブルーグレーというかそういう色に見えます。調べてみると
古代においてこれは、現在の青色・緑色・紫色・灰色のような非常に広い範囲の色を総称して(漠色)用いられていたと考えられている
Wikipedia 青
ということなので、いわゆる今の青(ブルー)という意味でつけられたのではないということが分かりました。
話はそれますが、小泉八雲(ラフカディオハーン)は家紋として鷺をモチーフとしたそうなのですが、由来は諸説ありますが、 ハーン という名字が鷺の英名の Heron (鷺)に似ていたからとう説もあるようです。
境川のアオサギが飛び立つ姿
境川のアオサギが飛び立つ姿を撮りました。
…失敗しました。鳥はいつ飛び立つか分からず、飛び立った瞬間に焦って撮るのでブレブレ写真になってしまいました。ぶれてはいますがダイナミックな姿のイメージだけでも伝われば!と思って載せてみました。羽を広げた姿はとても大きく160センチぐらいあるのではないか、というほどの大きさで迫力があります。
境川では四季を通じていろいろな野鳥や生き物、植物が見られますので、お散歩コースとしてぜひお勧めします。